欲しいもの探せ!<目標を持とう>

欲しいもの探せ!<目標を持とう>

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
仕事がうまくいかない。売り上げがあがらない。
会社の経営がうまくいかない・・・

何かがうまくいかない時は、何をやってもうまくいかない気がする。

目標も見えなくなってくるし、頑張る気力もなくなって
他のことを考える心の余裕もない。

そんな時、僕は欲しいものを見つけることにしている。
前から欲しかったけどあきらめていたもの
実用的でなかったり、高額なのであきらめていたものなどを
ターゲットに設定するのだ。

最初は、そんなに欲しいものではない時もある。

しかし、それを買うことを決め、それをどこでいつ買おうかと考え
恋い焦がれるぐらい「欲しい」と思う状態に自分を追い込んでいく。

それを買うと決めたら、まずはメーカーや機種の選定が必要だ。
欲しいものの「何を、いくらで、どこで、いつ」を明確にする。

そうすることで、ただの漠然とした「欲しい」という夢を
「購入する」という目標に変えてしまうのだ。

本屋に行って専門誌を買って読んだり
お店に行って実物を見て触ったり

カタログを集めたり、友人達とその話をしたりしているうちに
なんだか、だんだん楽しい状態になってくる。

行動範囲も広がり、忙しくなってきて、鼻歌を歌いながら
スクラップブックに欲しいものの資料をどんどん貼り付けていく。

ふと気付くと、何だか楽しく、元気がでてくる。
そして前向きでエネルギッシュな自分に生まれ変わっている。

何もかもがうまくいかなかった自分から脱却できて
やる気がでてスランプ状態を乗り切ることができるのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

会社を作り立ての頃、自宅の一部屋、6畳の間をオフィスにしていた。

その時、会社の目指す方向が明確ではなく
具体的なビジネスプランを立てることができなかった。

人から聞かれても何を話してよいのか分からなくて困っていた。

ビジネスプランといっても、目標にする会社の規模である売上目標や社員数を
いったい何を基準に決めていいのか分からなかった。

当時、オフィスは一部屋だったので
会議もその部屋の中にバタフライテーブルを置いて行っていた。

それでも、その狭い部屋にはテーブルは大きかった。
人が通るときはテーブルをいちいち畳んだり、下をくぐったりしていた。
なんとも悲しい状態だ。

僕はその状態が面白おかしくて、楽しんでもいたが
本当は、もっとインテリジェントでかっこよくしたいなぁと思っていた。

できれば、大きなテーブルにいろいろな資料を広げてアイデアを考えたり
構想を練ったりしたかった。
こんな状態ではいいアイデアも浮かばない。

当時、ひとりになりたかったり、アイデアを練ったり、考え事をしたいときは
屋上に出ていた。

そんな状態からなんとか脱皮したいと思っていたが
なかなか、会社の方向性が決められなかったのだ。

そこで、何かひとつ、具体的な夢を考えることにした。
その時、思いついたのが会議室だ。

僕は、理想の会議室を考えてみた。

そこは、何もおいていないシンプルな部屋で
その真ん中に大きなテーブルがある。

図面や色んな資料を広げて見ることができて
ミーティングやブレーンストーミング、プレゼンテーションもできる部屋だ。

そして、正面には大きなディスプレイがあって、パソコンの画面を写したり
ビデオを映したりすることができるのだ。

そんな夢を考えながら、簡単な絵(レイアウト)を描いてみた。

そして、実際にそこに置きたい、テーブルやイス
コンピューター機器やAV機器などを選定してみた。

その「絵」を書き終わったとき、僕の夢は明確になっていった。
「こんな会議室のある会社を作りたい。」

会議室が決まると、社長室やスタッフルームなども考えた。

そうしているうちに、スタッフの人数、ネットワークシステム
毎月の必要経費が分かってくる。

自然と売上目標やスタッフ構成なども決まってきて
だんだんとビジネスプランがまとまっていったのだ。


そして、僕はその夢を現実にすべく
構想のイメージと規模を示す象徴でもある会議室のテーブルを購入してしまった。

それは、長さ2.4mもある8人掛けの大きなテーブルで
長い方の辺がカーブしていて、流線型のとっても格好いいテーブルだ。

しかし、実は置くところも家に入るかどうかも何も考えずに
とにかく買ってしまったのだ。

届いたときには、大きすぎたので、分解して搬入した。
すごく大変だった。

また、置くところもなかったので、最初は廊下の壁に立てかけていた。
たが、なんとかキッチンを片付けてそこに置くことができたのだった。

僕はそのテーブルでコンビニ弁当を食べながら
「いつかこのテーブルを置ける会議室を作るぞ!」と思っていた。


それから、僕はその具体的な夢のもと一生懸命がんばった。
半年後には社員が増えて、一部屋しかなかったオフィスも三部屋になり
面積は四倍にもなった。

そして、夢だった会議室も完成し
いよいよ本格的なビジネスがスタートしたのだった。


「欲しいもの」を明確にすることで、元気がでる。やる気がでる。

そして、その具体的な目標を実現することで
大きな目標の方向性が明確になったり、大きな夢を達成できたりする。

なんだか「欲しいもの」は僕にとって、とても大切なもので
そして、欲しいものがあるということは、とても素敵なことだと思えるのだ。

追記:2011年。ペンシルは売上16億。
今でもそのテーブルはペンシルの会議室に置いてある。


===========================================================
覚田義明コラムについて
このコラムは、僕(覚田義明)が1999年、34才の時に書いたモノです。
会社を設立して4年目の行き詰まった時、その時の自分の思いをまとめて
おこうと思い書いていました。
友人達に毎朝送っていたメールマガジン「ふくおかTODAY」に掲載して
いた「コラム」で、僕の考え方や物の見方、また様々なものに対しての感想を
書いています。
毎週1本のペースで書いていき、全部で64本になっていました。
それらを、今回2011年に少し修正して記載しています。
============================================================

このページの先頭へ