食べるって

食べるって

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おいしい食事、楽しい食事していますか?

今、健康ブームで、無農薬野菜を食べたり
栄養を補うためのサプリメントを摂ることが流行っている。

だけど、そんなものを食べて、本当に健康になるのかなと疑問に思う。
食事には栄養を摂取するということだけではなく
なにかもっと深い重要なことが含まれているような気がする。

もし、食べることが、体に必要なエネルギーや栄養を取り入れるためだけ
だったとしたら、「おいしい」と感じる必要はない。

コース料理のように前菜から始まって・・・という必要もなく
ましてや、味わうことなど必要ないだろう。

それよりも、もっと効率よく体内に栄養素を吸収できる方法があるだろう。

必要な要素だけを体内に取り込むのならば
おいしとかまずいとか分からなくてもいいだろうし
その方が適度にまんべんなく栄養が取れるのではないだろうか。

ものを食べたいと思ったり、おいしいと思うことには
何か訳があるのではないだろうか。

まず、食べたいと思う気持ち。
「今日はあっさりしたものが食べたい」「今日はお肉が食べたい」
そんな風に思うのは、自分の体内で、今、必要な栄養と必要でない栄養を
体が分かっているからではないだろうか。

それによって、体の中の栄養バランスを整えたり
また、病気を自然に治したりしているのではないだろうか。

人間は、いろいろな種類の食べ物を食べる。
肉は噛み切らなくてはならない。
豆は噛み砕かなくてはならない。
野菜はすり潰さなくてはならない。

食べることによって歯を通して脳に刺激を与える。
そのことで、心に栄養を与え、ストレスを発散させていたり
いろいろな欲望を満たしているのではないだろうか。

もし、栄養が摂れるからといって薬を飲んだり、流動食だけを食べていると
お腹は満足するかもしれないが、心や脳、精神的な部分において刺激がなく
結果的に満足感が得られないのではないだろうか。

食事と言うのは、栄養素がどのぐらいあるかということだけが
重要なのではなく、食べるという行為自体が大切なんじゃないかと思う。

食事をするために友達と待ち合わせをしたり、何を食べようかと相談する。
友達との会話、いろいろな料理を思い浮かべるのも脳への刺激になる。

食べる前には、アートのようなお皿への盛り付けを目で見て
香りや色を楽しむ。

食べる時には、五感を使って食感や味を堪能する。
最後に「楽しかったな」「おいしかったな」と思うことで
心にも体にも栄養を与えてくれるのではないだろうか。

僕はおいしいものを食べたときや楽しく食事をしたときに
何か得体の知れないエネルギーが
体の中から沸いてくるのを感じることがある。

それは、その料理の材料に含まれる栄養だけではなく
料理人の工夫やアイデア、そして、その思い。
そんなものまでもが元気の素として伝わってきて
僕の精神にエネルギーを充満させてくれる。

また、1人で食べるより2人。2人で食べるより大勢で食べると
さらに大きなエネルギーを吸収できている気がする。

まっ、何はともあれ、楽しく美味しく食べることが
心にも体にも栄養になるのではないだろうか?!

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覚田義明コラムについて
このコラムは、僕(覚田義明)が1999年、34才の時に書いたモノです。
会社を設立して4年目の行き詰まった時、その時の自分の思いをまとめて
おこうと思い書いていました。
友人達に毎朝送っていたメールマガジン「ふくおかTODAY」に掲載して
いた「コラム」で、僕の考え方や物の見方、また様々なものに対しての感想を
書いています。
毎週1本のペースで書いていき、全部で64本になっていました。
それらを、今回2011年に少し修正して記載しています。
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