なんにもしない

なんにもしない

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なんにもしていない。
なんにもする気がしない。
なんにもできなくて、ただ時間だけが過ぎていく。

テレビはついているけれど、見ていないし、音も聞こえない。
ベットの上で温かいお茶を飲みながら、本を開いている。
読もうとしてページをめくっているけれど何も入ってこない。

何だか静かに時間が流れている。


そんな時、何も進んでいないように思うけれど
実は、その時こそ、今まで自分が行ってきたことや経験してきたことが
混ざりあったり、熟成されているときがある。

悩んでいたことや考えていたアイデアや、悲しいこと苦しいことが
ゆっくりと解け出していたり、ゆっくりと混ざり合っていたり、、、。

なんにも変わっていないように思われるが
時間が流れていれば、何かが必ず変化している。

自分を作っているのは行動しているときだけではない。
困っていることや悲しいことなど、解決したい事があるときは
いろんなことに挑戦し、行動することだけが解決方法ではない。

たとえば、美味しいワインやシチューやカレーなど、飲み物や料理を
美味しく作るときにも
ただ、材料をそろえて切って混ぜるだけではダメだ。
入れる順番や混ぜるタイミングが重要だ。

また、入れたからといって、すぐに調和するわけではなく
時間をかけて少しずつ調理することが大切である。

また、でき上がったからと言って、すぐに食べるのが美味しいとは限らない。
できてすぐ食べると、材料同士が喧嘩をしていて、美味しくない。

時間をかけてゆっくりと「ねかせる」。
そうすると、材料同士がうま味を引きだし、美味しくなる。

材料をただ混ぜ合わせて、火を使って調理することが料理ではなく
それぞれのタイミングや「ねかせ方」で美味しさが決まるのだ。

何も手を加えなくて、ただ「ねかせておく」
それも、料理を美味しくさせる為の、1つの方法なのだ。

人にも同じことが言えると思う。
習い事をしている。本を読んで知識を高めている。
そんな、何かを行っている時だけが、成長ではない。

いろいろなキーワードや思いを頭と心に入れ
しばらくそのままにしておく。

ベットの上でボーッとする。
お茶を飲んでのんびりしてみる
山や海に行ってみる。
歩いてみる。走ってみる。
バスに乗る。電車に乗る。船に乗る。

そうすることによって、今までの考えや思いが熟成されて
無理のない自然な答えが導かれるのではないだろうか。

仕事、友達、人との調和、悩み、苦しみ
ふと思いついたアイデア、、、
ありとあらゆることに、自然な答がほしいなら

無理して今すぐに選択し実行しなくてもいいのではないだろうか。
とりあえずできることからやってみて
答えを導くための環境を作ることから初めてみよう。

また、答えを決めた後も直ぐに実行せずに
少し「ねかせてみる」のもいいかもしれない。

あえて、そのことを忘れる時間を作る。
そして、しばらくたってから、その答えを第三者のように客観的に見て
本当にそれでいいのかを感じてみよう。

目の前の利益におぼれることなく、打算的に考えるのではなく
心で感じたまま自分の感性で導きだすと、自分なりの自然な答えに
辿り着くのではないだろうか?!

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覚田義明コラムについて
このコラムは、僕(覚田義明)が1999年、34才の時に書いたモノです。
会社を設立して4年目の行き詰まった時、その時の自分の思いをまとめて
おこうと思い書いていました。
友人達に毎朝送っていたメールマガジン「ふくおかTODAY」に掲載して
いた「コラム」で、僕の考え方や物の見方、また様々なものに対しての感想を
書いています。
毎週1本のペースで書いていき、全部で64本になっていました。
それらを、今回2011年に少し修正して記載しています。
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